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水上武彦の
サステナビリティ経営論
幸福感を高めるお金の使い方とCSVの機会
幸福感を得るためのお金の使い方について纏めた「Happy Money: The Science of Smarter Spending」という書籍があります。 この本では、幸福感を上げるためのお金の使い方として、①「物ではなく体験を購入しよう(Buy Experiences)」、②「特別なご褒美にしよう(Make it a Treat)」、③「心に余裕を持てるよう時間を買おう(Buy Time)」、④「先に支払って楽しみを倍増させよう(Pay Now, Consume Later)」、⑤「他人のためにお金を使おう(Invest in Others)」の5つを挙げています。このうち、①③⑤は、CSVの機会となります。 ①「物ではなく体験を購入しよう」は、同じ金額を使うのであれば、物を買うよりも、コンサート、旅行などの体験に使ったほうが、幸福度が高いというものです。この理由としては、体験のほうが、他者との交流を伴い、他人に語れるストーリーになりやすいということがあるようですが、直感的にも納得できます。また、モノではなくコト(体験)を買うことは、大量の
takehikomizukami
15 時間前読了時間: 2分
中小企業でもサステナビリティ経営は可能なのか?
「中小企業では、サステナビリティにどう取り組めば良いのか?」という質問を受けることがある。サステナビリティは、リソースに余裕のある大企業が取り組むもので、中小企業では対応が難しいという印象があるようだ。 基本的には、中小企業でも、自社事業・バリューチェーンの正負の影響、機会・リスクを評価してマテリアリティを特定し、KPI/目標を設定してPDCAを回すといった基本的なサステナビリティ経営を実践することが望ましいが、体系的に取り組むリソースがないという場合は、まずは、今後、顧客からの要請がさらに強まるであろう、脱炭素や人権への対応、そして業界として特に重要な課題がある場合は、その課題に対応することで良いのではないか。 また、サステナビリティの動きが、産業構造やサプライチェーンを大きく変革し、長期的に事業に大きな影響を及ぼすこともあるので、業界への長期的影響に対しては、感度を高めておくべきだ。 気候変動については、まず温室効果ガス排出量を把握する必要がある。主要な排出源を特定し、排出量を計測または概算する。そのうえで、排出削減の取り組みが可能か考える。
takehikomizukami
8月20日読了時間: 2分
サステナビリティ、気候変動に関連する小説4冊
TRELLISでサステナビリティ、気候変動に関連する小説が紹介されていました。今年紹介されていたものと、昨年紹介されていたもののうち、邦訳されているものは以下4冊です。夏期休暇の読み物としていかがでしょうか。 『オービタル:ある一日の16回の夜明け』サマンサ・ハーヴィー著(早川書房、2026年) 本書は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する6人の宇宙飛行士が、1日で16回も地球を周回し、眼下に繰り返される日の出と日の入りを眺める様子を追った作品だ。ハーヴェイは、ISSからの生中継映像を見て、地球の美しさと異様さに圧倒されたと語っており、その想いがこの2024年ブッカー賞受賞作に凝縮されている。この薄手で瞑想的な一冊は、私たちの環境システムと社会システムがいかに密接に絡み合っているかを、思慮深く思い出させてくれる。 『惑う星』リチャ−ド・パワ−ズ著(新潮社、2022年) 妻を亡くした後、遠く離れた惑星で生命の兆しを探る宇宙生物学者はある日、地球に残された、環境問題に深い不安を抱える幼い息子との距離を縮めようと苦闘する。2021年ブッカー賞の最終
takehikomizukami
8月6日読了時間: 3分
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